コラム
菖蒲湯
2017/4/24 考える知識
五月の行事といえば、端午の節句(こどもの日)ですよね。今回は、端午の節句に入る風習がある「菖蒲湯」についてのお話をします。
菖蒲湯とは、名前の通り菖蒲の葉を入れた風呂のこと。中国では古来より菖蒲や藤袴を厄除けに用いており、それが奈良・平安時代に日本へ伝わってきたと言います。(およそ900〜1300年前……すごい!)
独特の香りが病魔や厄を払うと信じられていたようですが、それもあながち間違いではありません。あの香りは精油成分(エッセンシャルオイル、と言ったほうが分かりやすいかな?)によるもので、血行促進や疲労回復の効果があります。また、「勝負」や「尚武」に通ずる縁起物です。
皆さんは菖蒲湯、入ったことがありますか?もしないのであれば、この機会に一度、いかがでしょうか?