コラム
春一番
2017/2/28 考える知識
立春も過ぎ、暦の上ではもう春ですね。春一番も吹き、だいぶ暖かくなってきました。ところで、新聞やニュース番組でよく目にするこの「春一番」、どんな風のことかご存知ですか?
春一番の認定基準は地域・気象台により多少異なりますが、おおむね、立春から春分までの間に、日本海を進む低気圧に向かって南側の高気圧から10分間平均で秒速8m以上の風が吹き込み、前日に比べて気温が有意に上昇した場合、「春一番」と呼ばれるようです。また、その翌日は寒さが戻ることが多いようです。今年の関東地方では2月17日に「春一番」が観測されましたが、2月16日〜18日の千葉県の最高気温はそれぞれ12.1℃、18.2℃、10.0℃、最低気温はそれぞれ3.4℃、7.9℃、6.3℃となっています。
とはいえ、風にここまで細かく名前がついているのは日本くらいのもので、四季の移り変わりを貴ぶ日本人ならではですね。