コラム

中学生の皆さん、「暗算」計算力を身につけて数の感覚を磨きましょう!

2016/10/6 代表執筆


 算数や数学の問題を解くとき、多くの生徒は「筆算」に頼りすぎる傾向にあります。問題を読むや否や、片っ端から「筆算」に取り掛かるのです。たしかに「筆算」がきちんとできることは大事です。でも、274175(274-174なら100だから、そこから1を引いて99)15×12(154倍は60で、その3倍だから180)程度なら暗算で解けるようにしたいもの。その方が「速くて正確」だし、計算の工夫をすることで数の感覚が磨かれるからです。

 

 

 

 38×8713×38

 2万×3万=

 1111×1111

 0.625×64

 801÷9

 3997206

 25×33

 

 

 大切なのは「どう計算すれば速く正確に答えを出せるのか」ということを自分の頭で考えることです。決まった手順に則った作業である「筆算」を何回繰り返しても、応用力はもちろん計算力すら身に付きません。「まずは筆算、の癖」はつけたくないものです。

 

 

 

 

 

解答:①3800 6 1234321 40 89 4203 825

 

 

38×(8713)3800

  高さ38cmの積み木が87段と13段別々に積まれている。合わせたら100段ですね?

 

②「万倍したら次の箱!」→日本語の場合は万×万=億。億×万=兆。

英語やドイツ語なら「千倍したら次の箱!」→thousand()×thousandmillion(百万), million×thousand =billion(十億)

二兆三千五百億八十二万六千四十一円は、日本でも彼らの習慣に合わせて3桁ごとにカンマを打ち¥2,350,000,826,041と表記しますが、¥2,3500,0082,6041の方が日本人にとって読み易い、と思うのは私だけでしょうか…。

 

11×11121だし111×111123211111×11111234321です。筆算して終わりではなく、よく観察して何かに気付くことが大切です。では11111×11111=?もうお分かりですね!

 

0.6250.50.1254/81/85/8。少数のまま筆算しますか?

 

9をひとつ足して810÷9とすれば九九八十一で答えは一瞬で90。はじめに足したひとつを除けば89。筆算とどちらが速いでしょうか?

 

3997400032062006 と考えれば、(40003)(2006)420034203

 

25×3325×322525×4×82525×4100125×81000は基本中の基本です。

 


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