写真を見てください。真ん中あたりに写っている虫は、山根先生が撮影に成功したシャクトリムシです。
彼らはシャクガという蛾の幼虫でいわゆるイモムシなのですが、たくさん脚がある普通のイモムシと違って、脚が4組(胸部に3組、後端に1組)しかありません。そのため、人間が親指と人差し指で「尺を取る(長さを測る)」ようにして歩きます。まさに「尺取虫」ですね。英語では「looper(輪を作るヤツ、という意味)」「measuring worm(長さ測り虫、という意味)」と呼ばれます。考えることは海外でも同じなのですね。
