コラム

「英語ってどこ語?」

2015/2/12 考える知識

 


 日本語の表記は、漢字と仮名文字を一緒に使うことによって言葉の切れ目を分かりやすくしています。(有名な例ですが、「母は歯はいい」なんて全部ひらがなで書いたら「はははははいい」!分かりづらいですよね。)そのため、昔は外来語も漢字で書くのが普通でした。外国の地名なども当て字で書いていたのです。

 

 たとえばイギリスなら「英吉利」と書きます。英語の「英」は英吉利の「英」というわけですね。英語=イギリス語だということを知らなかった人も意外と多いのではないでしょうか。ほかにも、アメリカなら「亜米利加」から一字とって「米」、フランスなら「仏蘭西」から一字とって「仏」など、国を漢字一字で表すことは現代でも見受けられます。

 

 音訳当て字が多いですが、中にはユニークな意訳当て字による地名もありますよ。「聖林」「牛津」「大洋州」……みなさん、読めますか? 

 

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